【第4回】「儲けに敏感な社長」の復活劇

 

皆様、こんにちは!金谷貴生でございます。

 

前回は「悩みで頭がいっぱい」になっている社長に「覚悟」を持っていただくことについてお話ししました。今回は、再生現場でよく見るもうひとつのタイプ、「儲けに敏感な社長」についてお話しいたします。

 

「社長が儲けに敏感なのは当然ではないか?」と思われるかもしれません。しかし再生現場では、採算度外視で売上拡大(とにかくキャッシュを得ること)に走ってしまう社長を多く見かけます。本来は粗利によって利益を生むことを目指すべきなのですが、会社が危機に陥ったとき、その本来の感覚を失ってしまうケースがあるのです。

 

ただ、このタイプの社長は「儲けへの敏感さ」を取り戻すと、再生が成功する確率がグンと高くなります。ですから、我々としては一刻も早く本来の「儲けに敏感な社長」に戻っていただくことを目指します。

 

敏感さを失っている状態の社長には、「なぜ儲からないのか」「何が儲かっているのか」という要因を明らかにすることが処方箋となります。コンサルタントが事実を整理し、社長に本来の感覚を取り戻してもらうことが重要なのです。

 

これが理解できると、社長が本来持っている「儲ける力」が復活します。判断や行動も見違えるように早まります。我々の役割は、儲けの可視化によって社長の決断を後押しすることだと言えます。

 

このタイプの社長はもともと「儲けのツボ」を理解されているので、客観的に自分を振り返ることができれば、強力な改善エンジンへと変わります。どんなに能力をお持ちの方でも、「経営の危機」という状況下では自分を見失ってしまうことがある、という実例です。

 

次回は三つ目のタイプ「ぬるま湯社長」についてお話したいと思います。