皆様、こんにちは!金谷貴生でございます。
今回は、ある意味我々にとって最も手強い相手、「ぬるま湯社長」についてお話しいたします。 ここで言う「ぬるま湯」とは、「自分の問題を自分の問題として理解していない」、もしくは「そもそも問題があること自体を理解できていない」という状態を指します。
このタイプの社長は、ある種の「コンサルマニア」であることが多いです。 過去に数多くのコンサルティング依頼経験を持ち、経営関連の講演会にも頻繁に通われています。そのため、経営改善に関する知識だけは豊富な「頭でっかち」な方が多いのが特徴です。 しかし、いざ危機に遭遇したとき、彼らが考えることは一つ。「誰かに頼もう」。つまり、解決を外部に丸投げしようとするのです。
このような社長からの相談には、最大限の注意が必要です。 なぜなら、彼らは「やりたいこと」が不明確なまま相談に来るため、当事者としての責任を持とうとしません。 その結果、我々が成果を出したとしても、その価値を正しく評価できず、「自分が投じた費用(コスト)」のみに関心が向いてしまいます。「結果が出てもお金がもったいない」と契約を打ち切り、また代わりのコンサルを探し始める……。このループを繰り返すのです。
コンサルティング業務として契約を取ること自体は、比較的容易です。しかし、部分的な改善はできても、事業再生を「成功」まで持ち込むことは極めて困難です。
ですから、このタイプの社長に出会った場合、私は「即座に断ること」をお勧めします。
彼らは直ちに破綻することはない程度の資産を持っている場合が多いのですが、本質的には「破綻予備軍」です。
現状を直視し、当事者意識を持てるかどうかが勝負の分かれ目ですが、彼らは「孤独」で、ある意味「誰からも理解されない社長」とも言えます。扱うのが非常になかなか難しい相手なのです。
次回は「孤独な社長」のタイプ別対応方法についてお話したいと思います。
