【第10回】『従業員の意識が低い』——その言葉、定義できますか?

皆様、こんにちは!金谷貴生でございます。

 

今回は再生会社支援でよく聞く言葉「従業員の意識が低い」についてお話します。

みなさんはこお「意識」とは具体的には何を示していると思われているでしょうか。私の経験ですが、多くの場合意味を知らずに使っていると思います。

 

社長が「うちの社員は意識が低い」という場合、前回もお話ししましたが、相互の信頼感の低下を要因としました。言い換えると信頼感がないと「意識が低い」と見えてしまうのです。この場合の「意識」は「自分から言われなくても自分からやってよ!」という意味になっています。「意識」を持ち出す場合は、自分勝手な立場から相手を批判するときに使わると思います。特にコンサルが使うときには特に注意する必要があります。

社長はなんとなく「意識」について同意を得たと勘違いします。言葉は難しいです。相手の思うことと、自分が使っている意図は違うということを忘れないでいただきたいと思います。

 

面倒ではありますが、「言葉の定義」をしっかり伝えることをお薦めします。何気なく使うことをやめるだけで「相手の立場」の理解が進み、「傾聴力」の向上にもつながります。「社長」だけでなく「従業員」側にも同様のことが言えます。

みなさんのご感想、聞いてみたいことなどのご意見ご質問をぜひおよせください。

 

 

次回は再生現場に入る場合の「心構え」についてお話したいと思います。